血糖値

血液中のブドウ糖濃度を測定したもので、空腹時や運動時には低下、食後には上昇し、さらに感染症、ストレス、内分泌ホルモン、薬剤などに影響されることがあります。また、採血法、採血時間、測定法などによって若干の誤差を生じることもあります。

血糖そのものは生きていくために重要なエネルギー源ですが、その濃度が上がって高血糖状態が長く続くと、全身の血管や神経がじわりじわりと侵され、体のあちこちに支障をきたす危険性が出てきます。極端に高すぎたり低すぎたりすると昏睡を起こします。

食物が摂取されて血糖値が上がると瞬時に膵臓からインスリンが分泌されます。
このインスリンの分泌量が少なかったり、十分な量が分泌されていても働きが悪いと慢性的な高血糖の状態が続きます。これが糖尿病です。
血糖は食事の影響を受けやすく、食後に高くなります。その他、発熱や過度の痛みやストレスでも高くなります。
血糖は極端に高すぎたり低すぎたりすると昏睡を起こします。
糖尿病の診断には空腹時あるいは食後2時間の血糖値を調べますが、はっきりしない場合はブドウ糖負荷試験をして調べます。
正常値は空腹時で110mg/dl以下です。
随時に採血した血糖が200mg/dl以上なら糖尿病型とよばれ、別の日にもまた200mg/dl以上なら糖尿病と診断されます。