エストロゲン

エストロゲンとは女性ホルモンのひとつで「卵胞ホルモン」とも呼ばれるものである。

エストロゲン排卵の準備をするホルモンで、生理の終わりごろから排卵前にかけて分泌が高まる。40代半ば頃から分泌が急激に減少しはじめ、うつやイライラ、不眠、倦怠感などのさまざまな更年期症状の原因となる。エストロゲンは男女ともに体内で合成・分泌され、微妙なバランスで身体全体の営みに関わっている。エストロゲンには、悪玉コレステロールの減少作用、血管拡張作用によって、動脈効果や高血圧、心筋梗塞高脂血症、脳機能活性(アルツハイマーの予防)、骨粗鬆症予防などにも有効である。