セルライト

思春期以降の、太った人から痩せた人までほとんどの女性に見られる現象で、お尻や太股など、脂肪が多く、血行の悪いところに起こりやすい現象で、皮下組織の血行不良が原因。皮膚表面がオレンジのように凸凹になるため、見た目にも悪いばかりか肌がかさつく原因にもなります。さらには、セルライトができると、脂肪層はますます厚みを増すことになります。このセルライトがやっかいなのは、いくらダイエットしても、エクササイズをしても、脂肪や老廃物が代謝されないこと。
つまり、体重が落ちても下半身のサイズが変わりにくい原因は、セルライトにあったのです。このセルライトを取り除くには、血行不良を改善する必要があります。血行不良の改善に効果的なのは、暖かくしてマッサージをつづけることです。
セルライトは、冷え性やむくみの慢性化によって、血管から脂肪細胞が離れ、離れた脂肪細胞に老廃物などが集まり塊状に大きくなったもの。冷え性は脂肪細胞を血管から遊離させ、むくみは脂肪細胞に老廃物をくっつき易くする。セルライトができると脂肪層が肥大し肥満体質になりやすく、さらに血流が悪化し、むくみや冷え性、水太りの原因となる。セルライトの解消法には食べ物選びが重要。冷たいものや甘いものを避け、体を温めることである。ねぎ、温野菜、香辛料、食物繊維がよい。運動やストレッチにはセルライトを予防、改善する効果があるといわれている。