ピクノジェノール

ピクノジェノールとは、ポリフェノールの一種であり、南西部に生息する松の樹皮から抽出したものと、ブドウの種子から取れるものとがある。

ピクノジェノールは、フリーラジカル(特に活性酸素)に対するスカベンジング(消去分解)作用があり、ビタミンEの50倍もの抗酸化作用があるといわれる。また、もろくなった血管を補強し血流をよくする機能があり、そのしくみは、血管壁のコラーゲンとエラスチンというタンパク質に結びつき、破壊酵素によって変性するのを防ぎ、組織を強化するといわれている。同じしくみを美容液などに応用している。血液の凝固を防ぎ、ヒスタミンの放出も抑制し、血液サラサラ効果とアトピーなどの自己免疫疾患による炎症も緩和する。