中性脂肪

中性脂肪とは、脂肪として体内に貯えられた余ったエネルギー源のことをさし、一般に肥満予備軍を判断する基準となる。

中性脂肪は、人間の長い環境対応のなかで、食糧不足に備え人間の体がエネルギーの貯蔵庫として体に蓄えられた遺伝的なものである。現在のように、食料が豊富にある時代にはこの脂肪が逆に体にとって害となる。溜まりすぎた脂肪は、動脈硬化、糖尿病、脂肪肝などを起こしやすい体にする。中性脂肪をへらすには運動を継続的に行うことが効果的だが、中性脂肪を減らす食べ物もある。コレステロールを吸着し排泄を促す食物繊維や脂肪を燃焼する唐辛子に含まれるカプサイシン。ウーロン茶も余分な脂肪を吸収しにくくする。中性脂肪の量は血液検査により分かる。