アガリクス

学名:「Agaricus Blazei Murril」「アガリクス・ブラゼイ・ムリル」
和名:「カワリハラタケ」

通称「アガリクス」「アガリクスタケ」「アガリクス茸」と省略して使われることが多く、別称「ヒメ(=姫)マツタケ」とも呼ばれます。

ブラジル国ピエダーテ地方が原生種のキノコです。現地では食用(主に炒め物)にも使われているキノコの一種です(各種のキノコ図鑑)。
マッシュルーム同様、土中(地面)から生えてくる柄(え)が太く傘(かさ)が椎茸より丸っこいスラリとしたキノコです。

採取直後に食した経験では、ほとんど無味無臭で肉質は歯触りが良いです。2、3時間天日干しすると、黄金色になって天然の旨み成分であるグルタミン酸アミノ酸)がいっぱいの大変美味しいキノコです。
ちなみにアガリクス茸を採取後数時間放置しておくと、自家酵素のため、黒く褐変(黒っぽいこげ茶色)してしまいます。これは「ポリフェノール酸化酵素」という有用な物質に因るものといわれています。

アガリクス茸は、たくさんの物質を含んでいますが、なかでも注目される物質がベータ-D-グルカンとタンパク質との複合体である、と言われています。

このベータ-D-グルカンは多糖類の一種ですが、このほか、タンパク質、脂質、繊維質、ビタミン、ミネラル、アミノ酸、必須脂肪酸などを豊富にバランスよく含有しています。最近相次いで新物質も発見されています。