スクワレン

深海鮫の肝臓に含まれている肝油成分のこと。中でもアイザメの肝は、80%近くのスクワレンが含まれている。
スクワレンには、まだまだ解明されていないことは多いものの、酸素供給能力に優れているとされている。そのため、体内臓器の機能を高め、健康維持につながるとされている。特に肝機能障害に対して有効であるとの見方が強い。また、スクワレンには保水力があるとして化粧品などにも多用されている。

また人間の体内でも生成されている物質で、皮脂の中に多く含まれます。その量は、性、年齢によって差があります。十代後半の女性に最も多く、25才頃より次第に減少を始めます。

これが初めて特定されたのは今から約百年前の明治39年のことです。しかも発見者は日本人(辻本満丸博士)で、深海鮫のツノザメ科(学名=squalidae)に属するサメが多く持っていることから「スクアレン」と名付けられたそうです。