エゾウコギ

世界でロシア・中国の一部、日本では北海道東部にしか自生していない貴重な希有の植物といわれるエゾウコギは古くから幅広く使用されてきました。その昔、日本では茎にとげがあることから開拓者たちから「ヘビノボラズ」とか「トリトマラズ」の異名で珍重されていました。またアイヌの人たちは昔から神聖な植物として悪魔払いなどにも使用していたようです。
エゾウコギの成分については、中国で古くから研究され16世紀の中国で有名な「本草網目」には”エゾウコギのひとつかみは車いっぱいの黄金にまさる”と記されています。ロシア(旧ソ連)では、今から三十数年前に研究が開始され、1968年ソ連科学アカデミーのブレフマン博士がその有用性について発表し、同時にオリンピック選手や宇宙飛行士に飲ませていたことが世界に伝わりました。
強壮作用・ストレス軽減・脂肪燃焼などの効果で注目を集める、薬効植物のことである。
エゾウコギは、ウコギ科朝鮮人参と同じ種類に属する、薬効製の高い植物である。中国でも漢方薬として昔から使われてきた薬草で、根や茎の部分が使われる。食物繊維はもちろんのこと、カルシウムやイソフラキシジン、エレウテロサイド等が含まれ、強壮作用、抗ストレス作用などがある。また、ストレスを軽減させる効果とともに、脂肪燃焼を助ける働きがあるので、ダイエットやスポーツ選手にも最適。ダイエットやスポーツ中の負担を和らげつつ、その効果を最大限に引き出してくれる。世界的にもごく少数しか生息しておらず、国内では北海道の東部、摩周湖や阿寒湖の周辺に自生することからエゾ(=蝦夷)ウコギと呼ばれている。