尿素

尿素とは、皮膚表面にある水分の蒸発や吸収、またその水分を保つなどの働きをつかさどるNMF(天然保湿因子)成分のひとつである。

尿素はその名の通り尿の中から発見されました。無色または白色の結晶体で、粉末の状態で流通されています。人間やほとんどの肉食動物の場合、主にタンパク質が代謝されて生じる有害な「アンモニア」を、体内で無毒の状態にろ過した時に生じる物質=「尿」の主成分。尿素の正体は1773年と意外と昔に明らかにされており、古くは植物の肥料などに使われてきました。尿素は尿の中だけに限らず、人間の血液や体液の中にも含まれていて、また、サメなどの軟骨魚の肉には多量の尿素が存在しています。
タンパク質が分解してアンモンニアとなり更に無害な形になったものが尿素尿素には、体内の水分を角質層にとりこみ、角質を溶解して剥離するという作用があり、ハンドクリームやボディケアクリームによく入れられるようになった。分子が小さくバリア効果は少ないが、ひじやカカトなどポイントケアによい。10%以上配合されたものは、敏感肌の人にはピリピリ感じられる場合が多く、使用の際には注意する。