マグネシウム

マグネシウムとは、骨などの発育・形成のために、カルシウムとともに必要なミネラルである。

マグネシウムは体内で働く300種類以上の酵素で必要とされる栄養素であり、健康を維持していく上でも欠かせないミネラルである。マグネシウムにはビタミンB群が働きかける酵素の作用をさらに高める効果があり、そのためビタミンB群だけでマグネシウムが不足すると、十分なエネルギー代謝が得られない。また、マグネシウムとカルシウムは相互に協力してさまざまな作業を行う。マグネシウムはカルシウム同様、骨を作るために必要であり、どちらかの不足でもしっかりとした骨を形成することはできない。また筋肉の収縮を引き起こす作業でも共に働く。さらにマグネシウムは血圧の低下に、カルシウムは血圧の上昇に、相互に働きかけることで血圧を維持している。