ミモザ

ミモザとは、メキシコ東南部の高地に自生している6〜8mの高さの木(和名:フサアカシア)で、樹皮の粉末を人や動物の傷口にすりこみ治療する伝統的ハーブである。

ミモザは、マヤ文明の時代から鎮痛・傷の癒着に使われていたという。ミモザはまた、黄色い実を春先につけるので、ゆで卵の黄身と共にサラダの素材として、緑の葉の引き立て役となっている。ミモザの花からは、溶剤抽出法でミモザアブソリュートと呼ばれる精油がとれ、緑の葉にあるようなグリーンノートを主として、オレンジの花の香りがまざった濃厚な甘味のある感じである。採取できる量が少なく、多くは出回っていない。芳香浴、アロマバス、キャリアオイルで希釈してマッサージに使う。