フラボノイド

フラボノイドとは、植物に含まれる色素成分の総称でポリフェノールを分類した際の1つのカテゴリーで、ポリフェノールの中で最も重要な成分である。

フラボノイドは、大豆に含まれるイソフラボンや、ベリー系の果実に含まれるアントシアニン、お茶に含まれるカテキンなどの種類がある。フラボノイドは、ポリフェノールの仲間なので、同様に強い抗酸化作用がある。特に、イチョウ葉に含まれるフラボノイドには、二つのフラボノイドが重なった(二重フラボン)が特有の成分として、六種類も含まれている。これらは自然界にはイチョウ葉だけに含まれる成分である。植物に微量含まれ、紫外線の青から植物を守るこのフラボノイドは、毛細血管を拡張し、血行を促進したり、心臓の血流量を増やし、脳の老化を防いだり、成人病予防の効果が知られている。