リコピン

リコピンとは、トマトやスイカ、柿などに含まれる赤色色素。カロテノイドの一種。

リコピンは、トマトなどに含まれる赤い色素で、カロチンの一種である。抗酸化作用があり、その効果はβ−カロチンの約2倍。そのため、身体の酸化を防ぎ、抗ガン作用や動脈硬化を防ぐ働きをしてくれる。抗ガン作用についてはラットによる実験で実証されており、ヨーロッパのことわざには「トマトが赤くなると、医者が青くなる」というものまである。また、リコピンには紫外線から皮膚を守る作用もあることが示唆されている。血中のリコピンは50歳程度を境に減少するといわれているので、トマトやサプリメントなどで積極的に摂取したい。