タウリン

アミノ酸の中でも、その成分の中に硫黄を有する含硫アミノ酸の一種で、植物以外のほとんどの生物に存在していると言われています。
人体に最も多く含まれているアミノ酸で、体のあちこちに存在する重要なアミノ酸のひとつ。最も多いのが心臓。次いで、骨格筋、卵巣、脳、子宮、肝臓、腎臓、肺の順で多く、ほとんどの臓器で確認されています。体重60kgの人で、約60gのタウリンが体内に蓄えられています。
タウリンには、コレステロールを減少させたり、心臓や自律神経の働きを良くする、疲労回復や目の健康維持などにも効果があるとされている。
タウリンの特徴として、体内の必要なところでのみ働き、不要なところでは何の働きもしないことがあげられます。また、必要分以上のタウリンは、尿となって体外に排泄されるため、タウリンは必要以上に摂り過ぎても害にはなりません。
タウリンは自然界のものでは貝や牡蠣、タコなどの魚介類に含まれている。最近では栄養ドリンクにもタウリンが多量に含まれていることが多い。