脂肪酸
三大栄養素の一つである脂質、そしてその大部分を占めるのが脂肪酸。一般に人体のエネルギー源となり、細胞や血管などの私たちの体づくりを支える栄養素。
大きく「飽和脂肪酸」「不飽和脂肪酸」の二つに大別できる。さらに、不飽和脂肪酸は、体内で合成できるものとできないものがある。また、飽和脂肪酸は体内でコレステロールを増加させる働きをもっている。
脂肪酸は、私たちの体を形成する重要な栄養素の一つではあるのだが、メタボリックシンドローム(生活習慣病)などの原因にもなるという二面性をもっており、脂質・脂肪酸の摂取にはしっかりとしたバランスをとることが重要。
脂質や脂肪酸が体内で不足する事は現代社会ではあまり考えられないが、過度のダイエットなどを通じてそうした場合はありえる。脂質・脂肪酸不足すると、エネルギーの不足、脳出血、必須脂肪酸欠乏症などのリスクが高まる。
ケール
アブラナ科の植物で、地中海沿岸が原産といわれているキャベツの原種で、欧米ではロールキャベツなどに利用されている野菜だが、日本ではその独特の味のくせのせいか、野菜として食べられることはなく、青汁用に栽培されている。
ケールは現代の食生活に不足しがちな、食物繊維はもちろん[[カロチン・カルシウム・鉄・リンなどのビタミン・ミネラル類も豊富に含んでいる。
又、野菜類では群を抜いてビタミンEの含有量が多く、さらに、ナトリウムの排泄に大切な働きをするカリウムも多く含まれています。
さらにケールには野菜の中でも別名若返りホルモンとも言われるメラトニンの含まれる量がダントツに多く含まれている。 メラトニンというのは最近発見されたもので、寝ている間に人間の脳からも分泌されるもの。
このメラトニンは発見されてから研究が始まって、いろいろな効果があることがわかってきた。
活性酸素の退治や免疫機能の向上、老化を抑えたり、体を休めて快眠を促すなどさまざまな効果が報告されている。
グリコール酸
グリコール酸とは、リンゴ酸やクエン酸と同様のフルーツ酸の一種であり、肌の奥にある真皮中のコラーゲン・エラスチンなどといった細胞を増加させ、真皮を厚くする。
グリコール酸は他のフルーツ酸とおなじように身体の中に存在するもので、危険ではない。古くなった角質層などをピーリングタイプのパックなどで除去するには、もっとも効果的な酸であり、水に溶かすとかなりの強酸になる。フルーツ酸のなかでは分子量がかなり小さいため、皮膚への浸透も早い。医療機関などの美顔では、ケミカルピーリングの素材として用いられ効果も大きいが、グリコール酸の配合された石けんなど、毎日のスキンケアでニキビや吹き出物の跡などを手軽になおしていく方法もある。
カプサイシン
カプサイシンとは、唐辛子の辛さのもとになる成分であり、血行をよくし、体脂肪を燃焼させて肥満の防止、代謝を良くする。
カプサイシンには、中枢神経や脳下垂体などに直接作用するため、運動による代謝に比較すると即効性があり、肉料理の味付けに唐辛子などの香辛料を使ったり、キムチなどの唐辛子を利用した食品にダイエット効果があるといわれる。少量でも非常に辛い香辛料であるため、通常ダイエット効果を期待するには、タブレット状のサプリメントでとるのがよい。唐辛子を食べると血液中の好中球(白血球の一部)という組織の働きが通常の約3倍も良くなるということもわかっており、免疫力を高める作用もあるといわれる。唐辛子の辛さで、料理を減塩する効果もある。