2006-01-01から1年間の記事一覧

ローズヒップ

ローズヒップは南米チリのアンデス山麓の地域に自生する野ばらの赤い実のことである。ローズヒップの実から抽出したオイルがローズヒップオイルで、オイルには皮膚の再生を早める働きのある「トランスレチノイン酸」が含まれているということも知られていて…

レチノール

レチノールは、ビタミンAの前駆体であり、体内に消化吸収される時にビタミンAに変化し、皮膚や粘膜の形成に重要な栄養素である。レチノールは、美肌づくりに欠かせない栄養素であるため、体内から食品で摂取するとともに外からのケア化粧品で補う。レチノー…

リパーゼ

リパーゼとは、胃液に含まれている酵素で、脂肪を脂肪酸とグリセリンに加水分解する消化酵素である。リパーゼは、体内に溜まった内臓脂肪や皮下脂肪を減少させるはたらきを持つ。運動不足によって筋肉を使わなくなると、脂肪が燃焼されなくなり、リパーゼ本…

卵黄油

卵黄油とは、鶏卵の卵黄を弱火にかけ、長時間かき混ぜ続けて得られる黒く着色した粘り気のある油である。ビタミンA、ビタミンE、リノール酸を含んでおり、特に、リン脂質であるレシチンを豊富に含むのが特徴である。卵黄油は、古くから心臓病、白髪、腰痛な…

ヨクイニンエキス

ヨクイニンエキスとは、ハトムギから種皮を取り除いた種子の部分(ヨクイニン)から抽出された濃縮成分である。昔から、ハトムギ茶は美肌をつくる飲み物として知られているが、その主成分がヨクインニンエキスとなる。ヨクイニンエキスには、ミネラルが多く…

ユキノシタエキス

ユキノシタエキスとは、ユキノシタ科植物「ユキノシタ」の全草から抽出した茶褐色透明なエキスである。有効成分に、タンニン、フラボノイド、無機塩類を含む。紫外線は、皮脂を酸化させ、老化をすすめる過酸化脂質を生成させるが、ユキノシタにはその生成抑制…

ヤシ油

ヤシ油は、ココヤシという植物の種から得られる固形の天然油である。ヤシ油は、皮膚表面に保護膜を作り、皮膚の乾燥を防ぐために用いる。また、しなやかでつやのある毛髪にするために用いる。ヤシ油から抽出された洗浄成分は、ココイルグルタミン酸Naである。…

桃の葉エキス

桃の葉エキスとは、桃、又はモモの葉から抽出した褐色のエキスである。伝統的にアセモや湿疹の皮膚トラブル用として使われてきた。桃の葉エキスは、成分としてタンニン、フェノール、アミノ酸、フラボノイド、ニトリル配糖体を含む。保湿作用、抗炎症(抗アレ…

メチオニン

メチオニンとは、食品から摂取しなければならない必須アミノ酸の一つで、イオウを含んだ含硫アミノ酸である。生理活性物質の生成や代謝に携わっている。メチオニンはL-メチオニンともいい、豆類・野菜・微生物中のタンパク質には少なく、動物性タンパク中、…

ムスク

ムスクとは、鹿から取れる中国の香料で、シッカロールのような香りで昔から人気の香料の一つである。ムスクは、動物性香料の一つで麝香鹿(じゃこうじか)から取れる香料である。中国の山岳地帯に主に生息している麝香鹿のオスの生殖腺分泌物で、鹿の下腹部…

ミスト

ミストとは、スプレーボトルなどを使って得られる霧状の微小液滴のことである。ミストは、1回スプレーをプッシュすると、少量で幅広い面積に均等に塗布でき、ヘアケア製品・美容水・香水・アロマなど、いろいろな化粧品に展開される。オイルや濃度の濃い乳液…

マグネシウム

マグネシウムとは、骨などの発育・形成のために、カルシウムとともに必要なミネラルである。マグネシウムは体内で働く300種類以上の酵素で必要とされる栄養素であり、健康を維持していく上でも欠かせないミネラルである。マグネシウムにはビタミンB群が働き…

保健機能食品

保健機能食品とは、病気の改善、予防のために摂取する食品の総称である。保健機能食品は、科学的データを提出し認可を受ける必要のある「特定保健用食品」と、認可を受けなくてもビタミン類、カルシウム、鉄分など、特定の栄養成分を一定量含んでいれば販売…

ベタイン

ベタインとは、ビート(砂糖大根)から分離精製される天然の物質であり、動植物界に広く存在している。正式名称:トリメチルグリシン。ベタインは、甘味とうまみにかかわっており、動物ではえび・タコなどの魚介類に、植物では、麦芽・キノコ類などに含まれ…

フラバンジェノール

フラバンジェノールとは、フランス 南西部ランド地方で植林されている フランスの海岸松の樹皮から抽出されるポリフェノール成分である。フラバンジェノールが多く含まれる松の樹皮は、ブルーベリーや紫芋と同じように、皮が濃い紫色をしている。先住民は、…

ビフィズス菌

ビフィズス菌とは、乳酸菌の代表格とも言える善玉菌のひとつ。ビフィズス菌は、腸に生きたまま届き、そこに住み着くことができる乳酸菌である。ビフィズス菌は、腸内の善玉菌を増やし、悪玉菌を抑制するため、悪玉菌から発生する有害物質を抑えてくれる働き…

発芽玄米

発芽玄米とは、玄米を水に1〜3日浸し、胚芽部分が1mmほど発芽したものである。発芽玄米はギャバ(ガンマアミノ酪酸)を多く含んでおり、これは血圧を下げる働きがあるといわれている。発芽玄米は発芽によって高まった栄養価を、消化吸収しやすいカタチで内に…

ノニ

ノニとは、南方に生息する自己治癒力や免疫力を高める効果を持った果実である。粉末やエキスを健康食品原料にする。ノニは南太平洋諸島をはじめ、インド、沖縄など熱帯から亜熱帯の広い地域に自生する常緑の潅木。果実は熟すと黄色になり、チーズのような発…

二酸化炭素

二酸化炭素(炭酸ガス)は、空気中に含まれる気体であり、通常は糖分や脂肪などが代謝したあとの老廃物として、肺で酸素とガス交換される。化粧品用の素材としてはいろいろな場所に使われている。二酸化炭素が使われているところは、まず、ヘアスプレーなど…

内臓脂肪

内臓脂肪とは内臓の周りについている脂肪のことで、皮下脂肪よりも悪性のものであると考えられている。内臓脂肪は、過剰に蓄積すると「内臓脂肪症候群」と呼ばれる状態になり、やがて動脈硬化による脳卒中や心筋梗塞に発展する可能性がある。極端なダイエッ…

トレハロース

トレハロースとは、昆虫や酵母などが体内にもっているブドウ糖と同じような糖の一種で、菓子・食品・化粧品・入浴剤・園芸資材などの原料に使われる。トレハロースは、生物が乾燥やストレスや老化など過酷な環境に対して抵抗するために、細胞を整えて維持す…

デオドラント

デオドラントとは細菌の繁殖を抑えるなどして、体臭の臭いを抑えたり、脱臭・消臭することを言う。デオドラントとは、不快な臭いを元から分解し、根絶する働きを意味し、バクテリアの増殖を抑えるなどして、体臭その他の悪臭を防ぐことである。デオドラント…

月見草油

月見草油とは、ツキミソウまたはその同属植物の種子から得られる液状の油で、多価不飽和脂肪酸(リノール酸、rリノレン酸,αリノレン酸)を豊富に含む。別名:イブニングプリムローズ。月見草そのものは、古くから有用植物として知られており、月見草油は、…

中性脂肪

中性脂肪とは、脂肪として体内に貯えられた余ったエネルギー源のことをさし、一般に肥満予備軍を判断する基準となる。中性脂肪は、人間の長い環境対応のなかで、食糧不足に備え人間の体がエネルギーの貯蔵庫として体に蓄えられた遺伝的なものである。現在の…

タンニン

タンニンとは、ある程度高等なほとんどの植物にふくまれるポリフェノールの総称である。タンニンはお茶に入っている成分として有名だが、タンニンは化学物質ではなく、植物のほとんどに含まれるポリフェノールを総称してタンニンと呼んでいる。タンニンは古…

ソルビトール

ソルビトールとは、広く植物界に分布し海藻類、柑橘類やバラ科の果物(リンゴ、プラムなど)に含まれる天然の甘味料である。別名:ソルビット。ソルビトールは、一般にはブドウ糖から合成され、砂糖の約60%の甘さをもつ。口中で溶解する際に周囲から熱をう…

センナ

センナとはハーブの一種で、腸内の解毒と排泄作用を増進し、消化管の蠕動を活性化すると言われているアフリカ原産の植物である。センナは、古くから下剤として使われており、紀元前のエジプトの医学書にはヒマシ、アロエとともに下剤として記載されている。…

スピルリナ

スピルリナとは、アミノ酸を多く含み、特殊な環境で育った栄養豊富かつ栄養バランスのよい緑色らせん状藻類の一種。スピルリナは、生活習慣病(糖尿病、肝臓病、高血圧、動脈硬化等)リウマチ、心臓病、腎臓病、脳卒中、ガンなどに対する効果が明らかになっ…

システイン

システインとは、毛髪や爪、角質中などに存在する、イオウを含むアミノ酸である。システインは、皮膚のケラチン質に存在し、爪・肌・髪の主要構成要素となっている。また、皮膚コラーゲンの生成を助け、弾力を持たせキメを細かくする働きがある。システイン…

サラシア

サラシアは、糖分の吸収抑制効果があるとして研究が進められているツル植物。サラシア・オブランガともいう。サラシアは、スリランカや南インドなど、亜熱帯地域に自生するツル植物で、血糖値の上昇を抑えるサラシノールを含み、糖尿病予防に効果があるとさ…